ガラパゴス団扇サボテンはガラパゴス諸島に自生する固有種で、現地のものが輸入できず、また成長もとても遅いため高額で取引される団扇サボテンです。
かつて日本に持ち込まれたものが出回っています。
おおまかな分類で
・Opuntia galapageia (ガラパゴス団扇)
・Opuntia echios var.gigantea (ガラパゴス木立団扇)
上記の2種類が主に国内で取引される種類かと思います。
今回はそんなガラパゴス団扇サボテンの育て方、成長速度を紹介していきます。
ガラパゴス団扇サボテンの育て方の基本
日当たりと置き場所のポイント
• ガラパゴス団扇サボテンは、強い日光を好む植物です。できるだけ直射日光の当たる窓際やベランダに置くのが理想的です。特に日照時間が長い場所での管理が必要です。
• 屋外で育てる場合、風通しの良い場所に置くことで、通気性を確保し、湿気を避けることが重要です。
水やりのタイミングと注意点
乾燥に強く、むしろ過湿を嫌います。水やりは土が完全に乾いてから与えるのが鉄則です。水の量は少量で十分です。
• 冬場は休眠期に入るため、水やりの頻度を減らし、月に1回程度に留めることが推奨されます。
用土と植え替え
・水はけの良いものを選びましょう。我が家では赤玉とひゅうが土1:1で管理しています。
• ガラパゴス団扇サボテンは成長が遅いため、植え替えは2~3年に一度で十分です。植え替えの際には、根を傷つけないよう注意しながら行います。
成長速度
Opuntia galapageia (ガラパゴス団扇)
2023年5月
▲ちょうど子株が出てきた時の写真がありました
2024年9月
▲ちょうど1年で1枚が成株と同じ大きさに成長するイメージです
Opuntia echios var.gigantea (ガラパゴス木立団扇)
2023年5月
▲入手してすぐの写真で高さ15㎝ほどでした
2024年9月
▲親株の大きさも一回り大きくなり、挿し木にしたため上の写真にはありませんがもう1パッドありました
1年で2枚が成株と同じサイズまで成長するイメージです
耐寒性に関して
実際に検証したわけではないので不確かですが、0℃~5℃が限界で、霜が降りると枯れると思います。
大丸盆などは地植えできますが、ガラパゴス団扇は地植えに向かず、冬は軒下かできれば室内での管理が良いと思います。
地植えの検証
上で耐寒性に関して触れましたが、ガラパゴス木立団扇は耐寒性がそこそこあるとの情報を目にしたため、地植えに挑戦します。
2024年9月
▲根の状態も良かったため地植えしてみました
経過に関しては変化があればこのページで更新していきます
購入に関して
園芸店などでは見かけることがほとんどなく、ネットでの購入となるかと思います。
メルカリなどで個人の趣味家さんが出品しているものを購入することをオススメします。
まとめ
今回はガラパゴス団扇サボテンの育て方、成長速度に関して紹介しました。
本種は個体差による肌の色の違い、棘の色の違いも面白く管理自体は比較的簡単なのでぜひチャレンジしてみてください。
参考になれば幸いです。