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アガベチタノタの発根管理、発根方法に関して(水苔編)

 アガベチタノタ(Agave titanota)は、その美しい姿と独特な形状から、多くの植物愛好家に人気のある多肉植物です。
 チタノタの成長した株は1万円を超すことも珍しくなく、初心者の方にはなかなか手が出しにくい植物になるかと思いますが、基本的にチタノタなどは親株と全く同じ姿になるため子株からの育成が人気です。
 そこで比較的安価に購入できる子株のベアルート(根がないもの)の発根管理に関して今回紹介していきたいともいます。
 基本的に強い植物になりますので失敗はあまりないかと思いますが適切な管理で行うことにより、失敗リスクをより低減できると思います。
 今回は水苔を使用した発根管理を紹介します。

目次

準備するもの

健康な株

 まず、健康な株選びからです。輸入から時間がたっているものや親株から離して時間がたっているものは株全体にシワが寄っているものが多いです。
また、腐りが入っているものにも注意しましょう。下葉が変色していたり根元が黒ずんでいるものには注意しましょう。

ハサミ

 古い根や下葉を落とす際に使用します。かならず使用前と使用後に消毒をしましょう。できるだけ切れ味の良いものが良いです。


用土(水苔)

 発根管理用の用土は基本的に保水性と通気性がよければ何でもよいと思いますが私は水苔をしようしています。トラブルが少なく発根の具合も目視で確認しやすいです。


発根管理中のみ使用するものなので安価なもので良いと思います。

薬剤

 ベンレート水和剤もしくはトップジンを使用しています。
安全策なのでなくても問題ありませんが不安な方は使用をオススメします。



サーキュレータ(風)

 アガベチタノタは強い植物ですが腐りに注意しないといけません。サーキュレータなどを活用して空気を循環させましょう。


発根管理の手順

温度は20℃~30℃推奨

▲まず不要な葉と根を処理します。
この時、切りすぎてしまうと葉がバラバラになってしまうため注意しましょう
※親株から離したての株などはこの工程は不要です

▲断面図です
白いところまで切れれば問題ありません
断面が黒い場合、柔らかい場合はこの白い部分が見えるところまで切りましょう

▲切った面にトップジンを塗布して乾燥させます
乾燥したら湿らせたミズゴケに置くだけで完了です
その際は切った面がミズゴケに接するように浅く植えます

▲ミズゴケに植えて1か月ほどです
写真の株くらい根が生えれば用土に植え込んで問題ありません
早いと2、3日で発根しますが遅いと3か月ほどかかる場合もありますので気長に待ちましょう
ミズゴケが黒ずんできた場合は交換しましょう
子株の根元が黒ずんできた場合は腐りの可能性がありますので除去しましょう

まとめ

 アガベチタノタの発根は他の植物に比べ容易だとは思いますが、腐りには注意しないといけません。私のやり方が参考になれば幸いです。

メルカリなどでチタノタの子株が安価に販売されています。是非チェックしてみてください。

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